2006.07.15

ユゴスの衛星

冥王星の新衛星の名前は、「ニクス」と「ヒドラ」
冥王星とはご存知、太陽から9番目に遠い惑星で、かつて大昔に存在した禁断の文書の中に、「ユゴス(Yuggoth)」という名前で秘教的にほのめかされているもの。
昨年に衛星が2つ見つかり、その名前が決まったのが先日。
新たに付けられたのが、上述の通り、「ニクス(Nix)」と「ヒドラ(Hydra)
冥王星にはすでに衛星が1つ存在していて「カロン(Charon)」といい、冥王星の英語名「プルートー(Pluto:冥界を統べる神の名)」にちなんで、ギリシャ神話で、冥界の川の渡し守であるカロンの母親にあたる夜の神であるニュクス(のエジプトのニュクスにあたる「ニクス」)。冥界を守る怪物としてヒドラと、冥界にちなんだ名前付けがされています。

最初、ニュクス(Nyx)と付けようとしたらすでに小惑星に使用されていて(Nix)にしたと聞き、そこで妥協するくらいなら、思い切ってどうせなら、「ヒュドラ(Hydra)」と「ダゴン(Dagon)」にするくらいの遊び心が欲しかったなぁって。
「母なるヒュドラ」と「父なるダゴン」は対で、クトゥルー神話の中に登場し、
ダゴンは古代ペリシテ人に半人半魚の神として崇められ、ヒュドラも「父なるダゴン」とともに「深き者ども」たちに「母なるヒュドラ」として崇められる神であり、共にクトゥルーに従う神性……と、ほぼ脊髄反射的な思考回路すぎ……。
冥王星はクトゥルーファンには馴染みが深くて、ユゴス(まれに「ユッグゴトフ」)という名前で親しんでます。名立たる邪神の1つ、ラーン=テゴスの出身地とされ、また外宇宙から到来した菌性生物ミ=ゴの前哨基地があるところでもあり、冥王星の衛星にクトゥルー神話に関する名前を求めるのはそんなに無理難題なことじゃない!……と思うのは贔屓の引き倒しなのかなぁ。

なんとなく、天体観測をする人たちが新しい星を追い求める魅力が分かったような気がしました。自分が星の名付け親になれるのって良い! 「あの星は「ユゴス」と言ってエッヘン」みたいな感じで。

そういえば、冥王星軌道付近には「エッジワース・カイパーベルト天体」と呼ばれる無数の小天体が存在していて、冥王星よりも大きい天体が発見されたと聞くし、冥王星はいま、「太陽系9番惑星」としての地位が揺らいでいるとかいないとか。
ミ=ゴの中の人も大変だなぁ……。

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2004.01.08

小説記載数が50件

知る人は知っている、知らない人は全く知らない《ココログで読める小説群》の小説登録数が50件の大台に。
といっても、小説タイトルでのカウントなので、連載されている分の通算数を含むともっと数はあります。

さて、小説と一口に言っても、SF、怪奇、伝奇物、恋愛物、BL(801?)、私小説、二次創作等、形式もショートショートを始め、短編、長編はたまた連載と多種多彩な顔ぶれ。制作過程の裏話を別の記事で読むことが出来たりと、傍観者、そして一人の書き手として興味は尽きません。
甲斐が《創作》や《小説》の検索語で見つけたものをリンクさせてもらっているだけなので、実はもっと探せば小説は見つかるかもしれません。ココログという場を用いて、これから創作小説に手を出そうかなという方もいると思います。
まぁとりあえずは、一区切りの50件。

追記:現在進行形の小説には、《現#話》と話数表記を加えました。

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2003.12.31

今年最後の演劇

青山円形劇場プロデュース《ア・ラ・カルト~役者と音楽家のいるレストラン》を観てきました。
白井晃氏がオーナーに扮するレストランへやってくるお客たちとのやり取りをショートショートでつづったこの作品。
毎年、12月に公演がされ季節的ロングラン、今年で15周年を迎えたわけですが、観るのは初めて。

GWに《オケピ!》を観てハマる。三谷幸喜氏つながりという事で(白井氏は《オケピ!》のコンダクター役)、
映画友達の姐御殿にチケット取りをお願いしていて、実際取れたのは発売を一ヶ月も過ぎた頃。
《オケピ!》のような大劇場とは異なり、客席と舞台との距離が親密的な距離感で後ろからでも十分に楽しめるとはいえ、ちょっと残念な座席位置に無念さを隠しきれなかったのだけど、ところがっ!
劇場に着き、座席シートを探していると、席が無し。なぜに? WHY?
正確には座席案内板の上にこれみよがしな斜線が引かれている。
そこへ係員のお兄さんが近づいてきて曰く、
役者の動線の都合上、座席を一列ずつずらしたので、お客様の座席は構成上削らせていただきました
……なな何ですとっ? 様々な妄想が脳裏を駆け巡る。
『……お客様?』 となりで姐御殿も呆然と突っ立てる。
『あ、はい』
『つきましては、別にお席をご用意させていただきました。良ければ案内させていただきますが』
『はあ』まぁあるなら良いか、という安堵感と、何処に押し込められるのかという一抹の不安。
『どうぞこちらへ』その手が指し示す座席はというと、
『……』『……ええっ!?』
舞台と座席との距離が2メートルあるかないか。つまり一番前
『こちらで宜しいですか?』『(ブンブンと縦に首を振る)』
てーか、何でこんなに良い席が余ってるのさ(大人の事情だきっと。うむ)。

ええ、もうしっかりと堪能させていただきました(*^_^*)
舞台上に限らず、劇場全体を使ってのお芝居なので、役者さんとの再接近距離は20cmほど
近い、近すぎるー。何処に目を向けても視線がぶつかるそんな距離。双眼鏡に煩わされることなく、芝居に集中。
小声でのアドリブなんかもばっちり聞こえる。細やかな演技の端々にまで目が届く。
登場する役者さんが一人何役もこなす芸達者ぶりに感動。
陰山泰さん。渋いギャルソンからラテンなダンサーへの変貌には肝を抜かしました。
高泉淳子さん。可憐な少女から入れ歯も外れそうな老女、カクテルドレスに素敵な歌声。
羽場裕一さん。今年のゲスト出演者。来年の大河ドラマ《新撰組!》での見所で掴みも◎
音楽監督こと、バイオリニストの中西俊博さん。20cmの距離での生演奏はキキます。
《炎の歌姫ことペギー富岡》←白井さんの女装姿(それも目の前)に悶絶しながらも、あまりのハマり具合で腹筋断裂で死にそうでした。

今年最後の締めを思わず、最前列で過ごせて、
『今年の運使い切っちゃったねー』
と話してたけど、
ふふん。今年はあと1日だからいいのだよ。

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