2007.03.29

ミナソコバナー

Minasokobana

左サイトバーを見ていただけると分かりますが、このたび、ミナソコの住人にバナーが出来ました!
というか、三年以上も運営してきて「初」の頂き物なのです!

物書き仲間で交流のある硝子の靴。のサイト主さんであらせられるりかこ☆さんから。
硝子の靴。とある企画にコメントしたのですが、その御礼にとバナーが。
うはー。もったいなや。
今までリンクを張って頂けることはあっても文字のみリンクで、
周りの華やかな皆さんに比べてちょっとしょんぼりしてたところにバナー。
りかこ☆さん、ミナソコのジュールさがみごとに表現された力作と思います。
大事に看板として扱わせていただきます。ゴチソウサマー

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2007.03.04

奇想に親しむ

みなさま、明けましておめでとうございます!
本年も変わらぬご愛顧承れますよう宜しくお願いします!
……
……
いや、分かってますよ?
旧正月もひな祭りも過ぎちゃってるの。
でも、まずはここから、ということで。カウンターも着実に増えており、放置していたにも関わらず見捨てずに居てくださった方々には面目の施しようもありませんが、これにて再開です。

まず、《ココログで読める小説群》について。
余裕があれば更新していきたいと思いますが、ほぼ凍結状態であるとお考えください。
これは甲斐の趣味でココログ小説を蒐集していたのであって、趣味は趣味できばらずにのんびり行こうと思います。

現在、甲斐の活動領域はほぼ九割、mixiに移動しています。
日々の雑記なんかはmixiで書いてますし、ココログで甲斐が交流させていただいてる方々で、
「よっしゃ読んでやるけん。見せちみい!」と剛毅な方がおられるなら、
甲斐ミサキ」の名前で検索するとHITしますので、ぜひお越しください。
よろしければマイミクなんかもしてしまいましょう。
mixiでのみ甲斐が管理人を勤めている創作コミュニティもあります。
「クトゥルー神話創作小説同盟」と申します(身も蓋もないな……;)

閑話休題:
昨年夏に物書き交流同盟に参加したことをきっかけに大いに創作環境が変化しました。夏から年末にかけて、五本の短編を書き、今年に入ってからも未公開含め、三本の小説が書きあがっています。
ココログ間でないことが悔やまれるものの、世界観をシェアしあい小説をコラボレートする企画も立ち上がりました。シェアワールド小説も順次、公開していきたいと思います。

初めてのオフ会もしたし、昨年後半は創作活動において、間違いなく転機になったと思います。

閑話休題:
というか本題。
年末年始にかけて、大量に読み散らかしていました。未だ読みきれずに積み読になっているものも数多。
以下列挙。
火浦功:「スターライト☆パ~フェクト」「ファイナル・セーラー・クエスト完全版」
古橋秀之:「超妹大戦シスマゲドン1、2」
阿智太郎:「僕の血を吸わないで」
米村圭伍「風流冷飯伝」「退屈姫君伝」「退屈姫君 海を渡る」「退屈姫君 恋に燃える」「おんみつ蜜姫」
R・A・ラファティ「子供たちの午後」
テリー・ビッスン「ふたりジャネット」
浅倉久志選「グラックの卵」
東雅夫編「クトゥルー神話事典第三版」

「グラックの卵」の後書きで引用されている伊藤典夫さんの言葉を引用する。

「(……)なぜこんなバカな小説に魅力を感じるのか、さっぱりわけがわからなかった。今でもわからない(わかったら身もふたもないような気がする)。しかし、その後いろいろなSFを読んでいくうち、はっきりしてきたことがいくつかある。SFというものは、どれほど科学考証をこらし、まことしやかに書かれていても、どこかにいくつかバカな要素があり、ぼくがSFに惹かれるのはまさにそういう要素があるのだということだった。俗にいう本格SFは、それらがすべて一定の飛躍のレベルのなかにあり、リアリスティックな理論づけによって違和感が隠微されているにすぎない。したがって、理論づけが希薄になり、飛躍のレベルの異なる要素が多くなればなるほど、その作品はナンセンスSFの様相をおびてくるわけである」

甲斐がラファティを今後の生涯も含めて愛してやまないのは、飛躍のレベルがずば抜けて高く、他の追随を許さないからに他ならない。ラファティは意図してコメディを書いていたのではないと思う。ご本人はトールテールだと仰っていたそうだが、それも単にバカを演じる話ではない。
火浦功は奇想という点でもしかしたら、という予感があった。だが、アイデアにおいて既存のもので満足している節がある。
阿智太郎にももしかしたらと思ったことがある。でもバカバカしい話をバカバカしいうちに終始するのは、単なるお祭りだ。一過性のものだ。
古橋秀之。彼は今のところ甲斐の模索する定義において日本人では良い位置にいるのではないか。
先日上梓された「超妹大戦シスマゲドン」が世界最強を決めるS-1グランプリというトンデモな発想から、あれよあれよという間にデタラメな、しかし性質は生真面目な視点で描かれている。
そしてテリー・ビッスン「ふたりジャネット」に収録されている作品。どれを手にしても懐かしい香りがする。
《万能中国人ウィルスン・ウー》シリーズはいうまでもなく、「冥界飛行士」「英国航行中」……
今のところ、彼がその位置にもっとも近い場所に存在している。
なんの位置かって?
ラファティの衣鉢を継ぐものの地位のこと。
飛躍的なナンセンスSFをコメディではなく、真面目におバカな、奇想天外なトールテールを書く者。

閑話休題:

甲斐がクトゥルー神話世界を好むのは、ありていに言えば、そんなバカな的ナンセンスの塊だからです。
バカな発想を科学的考証とするのか、ホラー的な要素で糊塗するのか、それだけの違いです。
上記にも書きましたが、今年に入って三本の小説を書き上げています。不真面目に適当に書いてはいませんが、なんともバカバカしい内容だと自分でも思います。でも元来、そういうバカバカしいお話が大好きなんです。
甲斐を本の虫へと誘ったのは、今は亡き、星新一大先生です。遠回りして、やっと原点にたどり着いたのかもしれません。全ての小説は奇想への道なのだと。

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2006.11.23

色バトン

なにかしら色々押し迫ってますが、宿題はギリギリまで放っておくタイプです。えへん

久々の更新は、バトンですb
え、またバトンかって?
今回はゆうさん、とねりこさんのお二方から同じバトンを頂戴しました。こんなことってあるんだなぁ。
というわけで、甲斐の印象をお二方からの見た目を。

※11/27追記
同じバトンを望月霞さんからも頂戴していました。いかに最近のサボり具合が発覚というか。もっと小まめに巡回します。ごめんなさい、ごめんなさい(汗汗

ゆうさんからは「ダークブルー」に見えているのか。ふむふむ。
これ見たときはびっくりしました。ミナソコノ住人の基本色にダークブルーがあるので。
底知れぬ混沌にも、深海の昏さにも繋がる良い色です。好きです。うん

とねりこさんからは「白」に色々混ざってごちゃごちゃ。そんなにごちゃごちゃなのかなぁ(笑)
燃え尽きて白……なのかもしれない_| ̄|○ 

望月霞さんからは「青」を。ふむふむ。ミナソコ(水底)から青を連想されたのかもしれません。
寒色も暖色もどちらも好きです。もっぱら履いてるジーンズは青ではなく、黒ですけど;

□好きな色は?
緑。昔から緑が好きです。衝動で緑色のコート買って着る機会がないです。
あとは水族館の深い水色。
衣服でみれば、黒、白、赤、ワイン……というか黒いなぁ。

□嫌いな色は?
くすんだ空の色。濁った色。

□携帯の色は何色?
白。
その前はシルバー。身近なものだから、目立つ色は敬遠します。

□あなたの心の色は何色?
瑪瑙。夢の中のような曖昧な色目。
というか、質問を見て浮かんだ色が瑪瑙です。

□回してくれた人の心の色は?
▲ゆうさん:
オレンジ。闊達な印象です。
はっきりと目立つ色でもある。その色がないと物足りない、そんな存在。暖かい炎の色。
爽やかな柑橘類の香りって意味も込めてオレンジ。

▲とねりこさん:
ワインレッド:
え、滴り落ちる血の赤? 違う違います。
若いワインですね。これから熟成して濃く芳醇な香りをかもすワインになる素。
また、色んな味わいを楽しませてくださるので、そんな意味合いでワインレッド。

▲望月霞さん:
ホワイト。表現は難しいのですが、光色です。
飛び跳ねるように軽やかな元気のある文章が、望月さんのカラーをよく表しているように思えます。
もっとお話して深く知れば変わってくるのかもしれませんが、今はホワイト。

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2006.10.29

ゲームバトン

なにやら二週間ほど、周期がずれてる気がする甲斐ミサキです。こんばんわ。
寝る前のラヴクラフトも読めてないし、体重は激減するし、頭痛いし……。
正直なところ、ココログ小説サイトの巡回していません。いい加減、更新しないと。
そうそう、物書き交流同盟に提出した秋祭り用の小説は、近々公開できそうです。

さて、すっかり平とねりこさんに頼りきりなネタ振りですが、今回もバトンで。


■ゲームバトン

・持ってる、持ってた家庭用ゲーム機
ファミコン、スーパーファミコン、ゲームボーイ、ゲームボーイアドバンス
セガサターン、プレイステーション、PS2、PSP、DS

・今やってる、はまっているゲーム
コンシューマーでは今はなし。ラペルズというMMO。

・人生初挑戦のソフト
ウォルガードⅡ(ⅠがあるわけじゃないのにⅡという謎なシューティング(未クリア

・生まれて初めてクリアした思い出のソフトは?
ボンバーマン

・一番やりこんだソフト
やりこんだ……ポポローグかな。あとはドクターマリオとか、ボンバーマン
 
・音楽がお気に入りのソフト
ポポロクロイス物語 歌も曲も全て思い出深いです。旅立ちの曲とか燃えてきます。
 
・グラフィックがお気に入りのソフトは?
ポポロクロイス物語。3Dのポリゴンとピエトロ王のヒゲにはショックを受けましたが、それまでのドット絵のちまちましたアクションが可愛かった。 

・今一番やってみたいソフト
戦国BASARA。なんだか爽快感がありそうだから。

・どうしてもクリアできなかったソフトは?
FF8。レベル上げる意味がない。敵も強くなるとか意味が分からない。
ファミコンではマイティボンジャックとかアトランティスの謎とか。難しかった……。
 
・最後に買ったゲーム
モンスターハンターポータブル(リオレウスに挫折b)

・好きなゲーム。特別思い入れのあるゲーム
2Dのポポロクロイスが出たらぜひとも遊びたい。あとは流行り神。

・バトンを回す人
今回もアンカーで……_| ̄|○

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2006.10.24

メロメロバトン

サイトの小説追加のタイミングを計っていたら(サボってたとか言わないb)、
物書き交流同盟の秋祭りがすぐそこまで迫っているので、こっちのほうを先に公開しそうな勢い_| ̄|○
さてさて、
もはや、なんでもありだなーというか、バトンって深いわぁ。
メロメロ。メロメロかぁ。メロメロ。
とねりこさんグジョーブですよ。メロリ


Q.メロメロな食べ物

辛いもの。ひたすら辛いものを追求します。
デスレインとか、唐辛子せんべいとか、デスソースとか。あと寿司。サーモンうまー

Q.メロメロな飲み物

午後の紅茶Special茶葉2倍ミルクティー(ウバ100%)
近所のスーパーにあり続ける限り、買いまくると思う。そんな勢い。

Q.メロメロな場所

ぬこさんの溜まり場。
引っかかれて血まみれになったっていいぢゃん。可愛いんだもの。メロメロ

Q.メロメロな映画

ユーガットメール。メグ・ライアン好き~メロリ
あとB級、C級、Z級ホラー映画ならなんでもござれ。

Q.メロメロな動物

ぬこさん。飼ってるのはわんこだけど、ぬこさん。ぬこはいいものですb


Q.メロメロな芸能人

メロメロ……ボケ役の演じている際の仲間由紀恵さん。

Q.メロメロな夢

リレー小説をめぐってのミステリアスな展開の夢を観て疲れ果てた_| ̄|○

Q.メロメロな一言

「ハイヨル☆コントン」(何かが違う)


Q.メロメロな初恋

「おい、お前ら、これ知ってるか?」
隣の部の先輩が持ってきた一冊のガイドブック。
それがここまで運命を狂わせようとは。いあ! くとぅるふ ふたぐん!

Q.メロメロな話題

ラヴクラフトとか、クトゥルフとかクルウルウとか。止め時が分かりません。ねいさん_| ̄|○

Q.メロメロなスポーツ

睡眠学習(スポーツか?)

Q.メロメロな理想のタイプ

眼球を切り裂くコンタクトよりも眼鏡ですよb 髪。最近はロングでもショートでもどっちでもよくなった。今は絶滅した黒髪であれば、なお良し。
性格は例にすると……スカリー? ガリガリはいやかな。あと、趣味の分かる人がいいですねぃ。


Q.最後にメロメロな友達5人にバトンを回してください。

またもや、アンカーで。

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2006.10.19

過去を知りたいバトン

ココログ小説群の更新もしなきゃなのですが、気長にお待ちください<(_ _)>
新作書き上げのコメント、大歓迎ですb

久しぶりの更新はバトンです。
さて、盟友のとねりこさんからのバトン。
過去。たまには回帰してみようか……。

【過去を知りたいバトン】

■昔は何系だった?
……純文学系?
教科書に載ってるような人たちの小説を読んだりしてました。
今は……本棚が真っ黒の背表紙で一杯ー

■昔やっていた習い事は?
水泳。
3キロとか平気で泳いでました。
習字も習いに行かされかけたのだけど、逃げました☆

■今と昔で一番変わった事は?
時間の感覚が短くなった。季節が過ぎるのが早く感じるようになった。

■反対に一番変わっていない事は?
読書好き。量はともかく、毎日読んでます。

■昔のトラウマは?
トラウマは色々あるような。
浮かぶのは、野良犬数匹に囲まれて命が危うかったこと。それ以来犬は苦手。ぬこさーん好きー

■昔なりたかったものは?
図書館の司書さん。小説家。これは今もか。

■昔の失態は?
男子校を選んだこと、か。いや、それ以来の友人がいるからそうでもないのかな。

■今と昔の異性のタイプは?
昔:ボーイッシュ
今:メガネ。あと……おねいさん(属性)?

■出来るなら、昔の写真を貼り付けて下さい。
写真自体あんまし持ってないのでスルーパス。


■過去を知りたい五人に回してください。
過去を知りたい人はいれど、諸事情により、アンカーで。

お持ち帰りはご自由にどうぞ<(_ _)>


それでは次の記事までハイヨル☆コントン。

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2006.10.01

「赤ずきん」と名作絵本の原画たち

大丸梅田内にある大丸ミュージアムで行われている、
「トロースドルフ絵本美術館展:「赤ずきん」と名作絵本の原画たち」を鑑賞してきました。
スイスのヴァルトマン夫妻が収集した「赤ずきん」コレクションで、絵本、原画やグッズなど、
文字通り、世界各国の赤ずきんのコレクションが一同に会するがごとき、賑やかな展覧会でした。

赤ずきんって名前はついてるんだけど、
格好は様々なんだなーと思ってふむふむと頷く。
バルーンのようにふんわりと膨らんだ衣装や、民族風、黒いストッキングや、ひざ上のミニスカート。
ずきんも帽子型、マント型、ずきん型。
甲斐にはマント型が一番しっくりきました。
スリッパにルーズソックスっていう組み合わせの赤ずきんもいて、思わず笑っちゃったり。
赤ずきんの年齢も幼女タイプ、少女タイプ、成人女性タイプ、ママタイプ、老婆(!)タイプ。
もう一人の主人公たる狼も、さまざまな描かれ方をしていました。
リアル狼タイプ、狐タイプ、犬タイプ、直立歩行タイプ、紳士タイプ、カジュアルタイプ、怪獣タイプ……。

甲斐が一番可愛らしいなぁと思ったのが、ビネッテ・シュレーダーがヴァルトマン夫妻に送った手紙、カード、封筒に描かれている赤ずきんです。
遊び心に溢れているというか、こんな手紙貰えたらどんなに嬉しいだろうと、心底思いました。

もう一つの収穫は、名作絵本の原画で、
クラウス・エンジカート(クラウス・エンジカット)という作家を知ることが出来たこと。
ナメクジや蜘蛛、蝿などを擬人化した作風はズキューンと心に響きました。
ただ、難は画集をネットで探しても見かけないことですね。切な……。

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2006.09.28

*自虐バトン*

我らは、光が雫となって滴り落ちる、この昏い夜に棲み潜む。
狂気を司る神はその手を不断に緩めることなく、
名状しがたくおぞましげな司教冠をかぶる謎めく司祭を通じ、我らに試練をお与えになるのだ……。


先日回ってきた『口説きバトン』よりも恐ろしいバトンがあるとは思いもしませんでした(がくぶる)
盟友である平とねりこさんからの指名です。やらねばなりますまい。
退路はもはや、ない。


*自虐バトン*

■自分の外見で気に入らないところはどこですか?

目。視力が悪いので、普通に見ているはずなのに「睨まないで」と言われてしまう。

■自分の内面で気に入らないところNO.3は?

ナンバー1・メランコリー
ナンバー2・なんでも諦めがち
ナンバー3・なんでも夢見がち

■最近、自己嫌悪したのはどんな時? その内容は?

子供のように愚痴を吐いたこと。謝罪に黙したこと。多分、ホントはきっと許せるはずなんだ。
 
■こんな自分をどう思いますか?

メランコリー気質は一生付き合わなくちゃならない。
ならば、それも小説の題材として昇華すればいいんじゃないかと励ましたい。
でも気に入らないことは正面から受け付けたくない。そんなアンヴィバレンツ。
 
■バツの悪かった思い出を教えて下さい

友人に送るはずのメールを間違って他人様にポチっと。なぁぁぁーッ(鳴く)
……血の気が引く音を体感したのは後にも先にもその時だけです。

■あなたは何のために生きているのですか?

世にクトゥルー神話を広めるため……?

■自分が好きですか?

自分の小説は、好きです(じゃないとやってられません)
 
■自分がもう一人いるとしたら、どうしたいですか?

クトゥルーを肴に延々と体力尽きるまで話し込むかと思われ。

■バトンを回す5人

……バトンを回す勇気が持てません。甲斐がアンカーで。

狂気と退廃に満ちたバトン、人知れず寂れた、物悲しい墓地に埋葬しておきます。
もし、それでもと思われる方はどうぞ、奥深い墓穴の底から掘り出して持ってお帰りください。
そのあと、貴方の屍体を埋葬してくださる方が見つかることを切に祈ります。

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2006.09.27

WEB物書きバトン

創作系の話題のバトンにチャレンジ。
ゆうさんのサイトから頂いてきました。

WEB物書きバトン

WEB上で小説などを書かれている物書きさんへのバトン。
前半は100の質問程度ですが、後半ではちょっと変化。

Q1.PNは?
甲斐ミサキ

Q2.どんな人ですか?
人見知りなぬこさんです。

Q3.小説書いて何年くらい?(リアル&WEBで)
リアルでは、多分十年くらい。
サイトでは二年と九ヵ月ほど。

Q4.普段書くのはどんな小説?
日常青春小説と怪奇小説を交互に書いています。

Q5.普段、他のWEB小説は読まれます?
読みますb
オンライン小説の蒐集もしている関係上、目を通しまくりです。

Q6.こいつはそうそう負けないぜ! なジャンルor描写は?
負けないぜ……クトゥルー神話関連の知識?

Q7.こいつはちょっと書けないぜ! なジャンルor描写は?
理論に則った科学小説ですね。理系はトラウマです……。

Q8.こいつはちょっと読めないぜ! なジャンルor描写は?
渡る○間は鬼ばかりみたいな小説があるとしたら、読まないです。読んでまで不愉快になりたくない。

Q9.こいつは読むのが止まらない! なジャンルor描写は?
クトゥルー系ならなんでもb

Q10.この人、スゲー!! なWEB物書きさんを五人挙げてください(私情抜きで)
信天翁さん
金沢猫さん
龍3さん
tadさん
小倉蛇さん

Q11.それはまたどんなところがスゲー!! と思われますか?(作品を挙げて書くもよし)
信天翁さん 「遺書」
告白調の文で、どこか、他人の心中を覗き見る後ろめたさのような感覚を覚えたのがこの小説。
あと、ウェブ小説に最初に触れたのがこの小説。
同じ一人称を書くものとして、こ、これはスゲーとひっくり返りました。

金沢猫さん 「意味ない人」
なんといっても、その雑学、語彙の多さに圧倒されました。
あれ、本筋は何処行っちゃった、なんて思う間もなく展開する脱線の嵐に驚愕です。
さりげなく神話に言及してさらりと流されるスマートさも好きです。
休載中なので、続きが待ち遠しいです。

龍3さん 「残光」
京都を舞台にした長編連載小説で、長編の長さもさることながら、綿密、微にいり、細にいたる細やかな情景描写は読むだけで京都観光をしている気分にさせてもらえます。
取材力というのか、その部分が凄いと思います。

tadさん 小説全部! 「(便宜的に最新作の)怪談リカちゃん」
ショートショートなのですが、グロテスクをグロテスクと思わせない、不条理さ、シュールさ。
同じようなアプローチがあったとしても切り口が異なるから違う顔を必ずみせてくださる。
ココログ小説を蒐集していて、唯一、収穫だ、と胸を張って断言出来るただ一人の方です。
寡作なのがちょっと残念です……切ない。

小倉蛇さん 「戦え!ハスター1」
クトゥルー神話に基づく連作短編《根黒野ノ巫女》の連載をはじめ、
クトゥルー系の小説を精力的に執筆されています。
え、私情? そんなもの一欠けらも挟んでいません。
人肉、三島由紀夫、怪奇映画、怪獣、そして邪神。なにもかも、読めば読んだだけ血肉となる小説です。

以上、ココログから、五名の方を紹介してみました。

Q12.上を踏まえて(別に踏まえなくてもよし)今度書きたいジャンルは?
うーん、お題次第かな。何でも書けるようありたいです。

Q13.ところで、執筆時のリラックス方法は?
ぬこさんの溜まり場を覗く。メッセンジャー。寝る前に書かさずラヴクラフトを読む!

Q14.ついでに、この条件じゃないと書けない! とかあります?
無音。静謐さを求めます。なので自然と夜更けに書いてます。

Q15.とりあえず終わりの雰囲気にしたいので、何の脈絡もなく今の心境でも野望でも一言どうぞ。
参加している同盟の皆勤賞かな。
夢は膨らむけど、それはまだ口に出すべきではないと思います。日々修行なのだ。

Q16.この迷惑なバトンを回す方を物書きさんを五人どうぞ。
答えたかっただけなので、アンカーということに。
お持ち帰りは、ご自由にどうぞ<(_ _)>

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2006.09.24

YES/NOバトン

盟友、平とねりこさんからバトン頂戴しました。
よっし。やるぞー

1.とんがりコーンを指にはめたことがある。
Yes! エルム街の悪夢なフレディーを気取って、10指にはめます。
そんではめたまま、かりかり、がりり(ギャー)

2.バームクーヘンをはがす。
Yes。剥がれるものはなんでも剥がします。カサブタとか。

3.扇風機の前であーーーって言う。
Yes。わ”れ”わ”れ”う”ぁ”う”ぢゅう”じん”だ”(地球人です)

4.ポッキーのチョコの部分だけを舐めとる。
Yes。アーモンドチョコなんかも、外側のチョコだけ舐めとってから、アーモンドだけ……。

5.全校生徒の前でバンド演奏という妄想。
No。音符読めません。討論会ならアリかも。

6.自分の写メを何度も撮って、自分が一番カッコ良く、可愛いく写る角度を研究する。
No。自分撮ってメモリの無駄遣いをするくらいなら、ぬこさんを激写しますにゃん。

7.歩いてるとき余計なこと考えて足がグキッてなる。
Yes。なんだか、色んなものを踏み外してる気が。

8.カップ焼きそばを作ろうとしたが、お湯を入れる前にソースを入れた。
No。かやくを出し忘れたことはある。

9.自転車に乗ってる時ペダルを踏み外して空転したペダルがひざの裏にヒットする。
No。立ち漕ぎ中、ペダル踏み外してお尻を痛打したことなら(笑)

10.部屋の電気のひもを使ってボクシング。
Yes。シャドゥボクシング。ぬこさんが揺れ動くものに興味示すのと同じです。

11.鏡をみて、「自分はカッコぃぃ、カワィィ」とか思うけど、それは光や角度の問題で町の外でふとガラスに映った自分を見て落ち込む。
No。鏡に自分の姿って映ったっけか(夜の眷属)

12.自分の声を録音して聞いて、死にたくなる。
No。普段喋ってる声と、カラオケ行ったときマイクから聞こえてくる声は違いますね。どっちがホント?

13.深夜にやっている映画を勝手にエロだと勘違いして夜更かしして後悔する。
Yes。グロを期待したら大外れだったりとか。TVでもっとB級ホラァを望むものなり。

14.街中で考え事してたら、他の人に聞かれてんじゃと思い「聞いてんだろ?」と、意味不明なテレパシーを送る。
No。iPodに全意識集中してます。テレパシー送れたら送る恐れはあり。

15.向かってくる歩行者をかわし損ねて、フェイントのかけ合いみたいになる。
Yes。おんなじ方向に避けないでください<(_ _)>

16.全部でいくつ当てはまりましたか?
8個。

17.バトンを回す人を今まで当てはまった数と同じ人数に。
じゃぁ、折角だから、ゆうさんと、ゆーきさん指名で。
あと6人も思い浮かばないので、興味ある方、お持ち帰りください。


それでは次の記事までハイヨル☆コントン。


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2006.09.23

■口説きバトン■

ゆうさん御大からご指名を受けたので甲斐も挑戦してみます。
その名は……口説きバトン!!orz
例により甲斐がまともに返答を書くとはよもや思われていないだろうから、その期待に沿いまーす。これで口説けるかはまぁ、別ですが。
甘い言葉で虫歯を患う前に、狂気に侵蝕されるかもしれません。


■口説きバトン■

《注意》
これは常人には精神ダメージがかなり大きいバトンです。
見る時は5回程深呼吸をし、覚悟を決めてから見て下さい。
以下のキーワードを絡める、若しくは連想させる口説き台詞を自分で考え、悶え乍ら回答して下さい。
答える生け贄、もとい勇気のある人々にこの言葉を送ります。
【恥を捨てろ、考えるな】


■キーワード1『雪』
「降りしきる吹雪の中、身を寄せ合っていると、まるでこう、南極の未踏地でシルル期やオルドヴィス期からずっとこうしていたように思えてしまう」
「古のものなんだったら、ミスカトニック大学探検隊に発掘でもされてなさいよ」

■キーワード2『月』
「きみは夜の眷属。月光の雫が、きみを狂わせるんだ。おれも一緒に快哉を叫ぼう」
「ちょ、あたしは月を見て吼えたりなんかしないんだからね」

■キーワード3『花』
「あの宇宙的な色合いの花火、きみのためだけに打ち上げたんだ。花火に照らされたきみの横顔を見るたび美しさのあまり力がぬけてしまうよ」
「あれって《原子の混沌アザトース》が可視化してるだけなんだけど……」

■キーワード4『鳥』
「夜毎夢の中に舞い降りてレンと、カダスへとおれをいざない、インクアノクの宮殿の大円蓋に眠るあの鳥はきみだったんだな」
「失礼な、あたしはそんなに馬面じゃないってば」

■キーワード5『風』
「きみは風の精。風に乗りて歩み、おれをはるかな空の高みに運んでは、禁断の土地土地を連れまわる」
「ふふふ、最後にはあなたを地上に投げ棄てるかもしれないわ」

■キーワード6『無』
「きみは、まるで無貌だ。無貌なるがゆえに変幻自在の顔をもつ」
「そんなに言うなら、今度の誕生日、「輝くトラペゾヘドロン」ねだるわよ」

■キーワード7『光』
「眠りの壁の彼方をこえたところで、菫色に光り輝き意思の疎通を図ってくる触知できない存在、あれはきみの本当の姿なんだな」
「そうそう、広大な宇宙を旅していて、夢の中のあなたを愛でる……ってなんであたしのボディが昆虫哲学者だったりするんだ(パンチ)」

■キーワード8『水』
「水底深きルルイエの神殿できみがくるのをずっと待ち続けるから」
「あたしがラヴクラフト原理主義じゃなかったら、あなたはとっくに核弾頭撃ち込まれているところだから。クスクスクス」

■キーワード9『火』
「きみは巨大な燃え上がる炎の塊。フォマルハウトに棲まう炎の精。おれの心をたちまち焼き尽くす。」
「あなたがナイアルラトホテップじゃなくてよかった。そうだったらうっかり<ンガイの森>を焼き払っていたところよ」

■キーワード10『時』
「時空を超越した窮極の混沌の中心で、きみは下劣な太鼓とかぼそく単調なフルートの音色になだめられて黒い玉座に横たわる。おれはその使者として、いつでもかしずき付き従おう」
「あたしは魔王なんかい!」

■このバトンを回す生け贄5人
受け取ってくださる素晴らしい方々は、 上記《注意》以下5行を、必ず回答前に添えてください。
盟友、平とねりこさん!! よろしくお願いします<(_ _)>
あと、必殺バトン返しでみつきゆりさんにも捧げます。
ココログからは、信天翁さん、小倉蛇さん、才源さんを指名したいと思います。
受け取ってくださる方ならどなたにでも、お渡しします。


ゆうさん、確かにバトンなんでも受け取るって言ったので拒否なんて無論シマセン☆
で、でもこれは……うん、案外と面白かったなー。
ヤケになる前から既に開き直ってたからですかねv
機会があればまたバトン頂戴します<(_ _)>
さて、
本来ならセリフ一本で済む場面をゆうさんに見習い、掛け合いにしてみました。
まぁ読んだとおり、というか。クトゥルーってなんでもありだわー(笑)
架空オンラインゲーム「クトゥルフオンライン」内での会話、ってシチュエーションと思われます。
これだけ神話に理解力のある相方がいてると、ボケツッコミに困らなくて済むんではないでしょうか。
日常会話がこれなるカップルもどうかとは思うけどorz

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2006.09.13

お酒バトン

物書き同盟みつきさまからジョッキバトンを受け取りました。
……はじめて頂いたバトンがこんなに濃ゆいものとは……orz
なんとかかんとか書かなくちゃ、書きます、書いてみせますよb
では早速はじめてのバトンいきまーす。

1☆今、冷蔵庫にはいっているお酒の容量は?
ゼロ。頂き物のV.S.O.PやNAPOLEONや金柑酒や泡盛は部屋に転がってます。

2☆好きな銘柄は?
友人が薦めてくれた宮城の酒蔵、「一の蔵」の「姫膳」です。
果実酒のようなフルーティーさと、甘さがお気に入りです。
百貨店でフェアーがある時にいそいそと買いに行ってました。

3☆最近最後に飲んだ店は?
難波の居酒屋さん(多分)

4☆よく飲む、もしくは思い入れのある5杯
家ではスミノフアイス。マリブの牛乳割り。
外ではグレープフルーツ酎ハイやソルティードッグ。スクリュードライバー。
柑橘系スキーです。

5☆お酒が入るとココが変わります(こんな癖がでます)
顔が真っ赤になる(もろ、顔に出ます)。
笑い上戸?
それとよく喋るかも(独り言か!)

6☆お酒が絡んだ最大の失敗
一度吐いてから、注意深く飲むようになりました。
飲み会の帰り道、電車の中で吐くに吐けずに、死に物狂いで耐えたとか(地獄だったなー)
あと電車乗り過ごしとか……あんまり大したことないですねorz

7☆ジョッキを渡す人
すでに同盟の方だとかぶってるので……
まずは、ココログから信天翁さま、小倉蛇さま、才源さま。
同盟からは、コメントをくださった、りかこ☆さま。それから平とねりこさま。

以上、5名の皆さま。気が向いたら、受け取って下さると素的です。
勿論、受け取り拒否可デスヨ(というか読んでくださってるかな……。
この記事を読んでくださった方々も、ご自由にバトンお持ち帰りください。

最後にみつきさま、初バトン嬉しゅう御座いましたヽ(´ー`)ノ


それでは次の記事までハイヨル☆コントン。

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2006.09.02

ChatChatChat

久しぶりにココログ小説群更新しました~。
幾ら追加したところで記事が新着に上がるわけではないので、モチベーションが夏場などは上がらないのですが、こやつ、サボっておるなと思ったら、遠慮なくツッコミいれてやってください。
さっそく、秋月キョウさま、喝アリガトウゴザイマス<(_ _)>
ココログ小説は色々チェックしてます。なにやらカテゴリー的には恋愛小説というか私小説が多いですねぃ。
もっとこう、背筋がぞくぞくするスプラッタホラァやクトゥルー神話が読んでみたい年頃なんですが、まぁこれはいずれ甲斐が自分で書くということで……。てことで新作サイトさんはぼちぼち巡回しておりますb

近況。
日々、物書き交流同盟のチャットに出没して明け方まで喋ってます(一時期のネトゲ廃人だった頃を思い出してしまうくらいに)。一部ではチャット皆勤賞という噂も(笑)
物書きの仲間が欲しいと思っている方、オススメの同盟ですよb
(ちなみに昨夜は同盟繋がりで8時間耐久グロテスキューメッセンジャーしておりました☆)
物書き同士のやり取りであるので、純粋にプラスになる話題ばかりで、しかも毎日と言って良いほど話題が異なるので飽きがこないです。それになんだか居心地がイイナリィー(自堕落)
悩み所は、交流はしたいが、そうしてると創作時間が削られてしまうという罠。
管理人さんはチャットの片手間にサイトページを更新されてしまう才媛なのだけど、そんな真似デキマセン。

今は同盟小説のお題目として「秋祭り」「悪の結社」「神話祭り」とあるのですが、甲斐はクトゥルー神話で神話祭りに参戦予定です。皆勤賞できるかなぁ。
とりあえずは、読書はラヴクラフト全集オンリィ。脳みそをクトゥルーに染め上げるのだっ、ちうわけや。

それでは次の記事までハイヨル☆コントン。


《ミナソコノ住人》では随時、リンクを張っていただけるココログ小説サイトを募集しています。
今までサイトリンクを張らせてくださってる方々はもちろんのこと、自薦、他薦を問わずにコメントやトラバしていただければ、すぐさま登録作業に勤しみたいと思います。一次、二次創作は問いません。
なお、日々の更新履歴はミナソコノ住人BBSに記載してありますので、ご参照ください。

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2006.08.30

大阪弁プロキシ

同盟チャットでお国言葉遊びをしてたら、某Yさんが「こんなの知ってる?」と大阪弁プロキシなるものを紹介してくださいました。
プロキシサーバーに導入すると、サイトが大阪弁に強制変換するというもの。
なので、同盟の方のサイトを大阪弁に変換してひとしきり、腹筋および横隔膜が変な具合によじれてました。
結論:恋愛小説は大阪弁にすることで切なさが増してはんなりするが、ホラー小説はただギャグになる。
(ああ、ちなみに昨夜のチャットは朝の7時を回っておりました。Tさん、楽しゅう御座いました。)
というわけで皆さんにもおすそ分け。夏祭りに提出した小説の大阪弁版、ちうわけや。

番外編:短編小説「這い寄る足」


 ミシェルがいなくなってしもた。
 台風と張り出した高気圧の所為でなかいなか降り止まぬ長雨ちゃんを鬱陶しく思いながら、三日ばっかり窓の外に見える御囃子宮の森をわいは眺めるばっかりやった。
 ミシェルちうんは御囃子宮をねぐらにしてん猫の名前でわいが名づけ親や。どなたはんかがホッたのやろうか、茶と白と焦茶の典型的な三毛で、三毛のミ、L型に白く浮き出とる毛並みから白エル。略してミシェル。わいのネーミングセンスやなんてこないなもん。いっぺん連れ帰ろう思ったんやけど、猫アレルギーの家族がいて諦めざるを得なく。それに気まんまな猫でやったられつき甘えてくるもんの、確固とした独立心の持ち主で家に居ついてくれるとも思わへんかった。典型的な放浪猫なんや。くるくると形を変える瞳、小まめな毛づくろいのおかげでふわりとしたひなたの匂いを感じさせる背中。ちびっと曲がり気味の尾っぽ。ミシェルと呼ぶとナォーと返事をしわいの膝元に額を擦り付けてくる無邪気な人懐っこさ。猫好きなわいはたちまち彼女(三毛猫は圧倒的にメスが多数派なんや)の虜となり、ささやかいな友情の証として赤い首輪を贈ったちうわけや。ほんで毎日のように御囃子宮に通ったもんやった。
 それが今夜は見かけへん。
 長雨ちゃんに閉じ込められとるあいだに夏休みのレポート課題はあらかた終えてしもて、久しぶりに雨ちゃん上がりの澄んや夕暮れの下、ミシェルのテリトリーである御囃子宮界隈を散歩がてらぶらぶらと散策するちうわけや。顔なじみの猫たちがそこの路地、あそこの公園といった風に普段は見かけるのやけど、長く降った雨ちゃんの所為やろか、どこぞに避難してしもたんか、一匹もなじみの顔を見ることが出来のうて、わいは少々気分を持て余してまう。
 人酔いするほど御囃子宮は活況の賑わいをみせており、それもそんはず今日は葉月夜市の日。月にいっぺん、瀬戸物市や朝顔市が催される境内で今夜は多種様々な夜店が立つ日なんやったちうわけや。
 白地に紺で「葉月夜市」と染め抜かれた幟が境内の脇に竿立ち、アセチレンライトの白熱した光が夕闇を明るく照り焦がす。
 射的、水風船釣り、くじ引きに艶やかいな浴衣茶店、アニメのヒーローやヒロインの顔を模したお面屋。色とりどりの輪投げ。似顔絵描きの見本が並び、涼しげな音色を奏でる風鈴屋、金魚すくいちうわけや。男の子たちが輪を作る甲虫屋。わいは一軒一軒を冷やかしながらミシェルがおらんかあちこちに視線をやるちうわけや。
 御囃子宮におる猫たちは参詣客に可愛がられ随分と人馴れしてんねんさかい、多少の人込みにも物怖じしやせん。夕暮れのこの時間、境内を悠然とうろついていそうなもん。特に今夜は何というても食べ物の夜店が豊富に出店してん。万年欠食の野良たちが見逃すわけがなかった。やのに気配すら毛ほどに感じられへん。
 綿菓子の甘い香り、ポップコーンのバターが溶ける匂いちうわけや。シシカバブや焼き鳥が香ばしく焦げ、焼きそばの安っぽいソースの香りが漂うわ。フランクフルト、大判焼きにかき氷、林檎飴、杏子飴、お好み焼きに鮎の塩焼き。どの店も、向かい、隣の店に負けじと威勢のよい陽気な呼び声で客を招いとる。どこにもおらへん。ミシェルどころか他の猫さえも。 
 いつの間にか人の流れから外れとった。とはいえ、どこまでも夜店はあるもんで、奥まった敷地に設けられはった屋台から食欲の沸く匂いが漂ってくるちうわけや。ミシェルを探し回っとった間に随分と時間が経っとったようで、猛然と胃が食物を要求し始めたちうわけや。
 看板には「新鮮獲り立ての蛸焼き」とあるんや。わいが店を窺っとることに気付いた店主は猫背の、どこぞ慄然たる両生類を思わせる相貌で「今獲り立て出来立て焼き立ての蛸焼きを一つどやい」と言い、ワイが思うにはは笑顔思しき表情を浮かべたちうわけや。出来立てはともかく、獲り立ては言い過ぎやろとわいはおもたが、店主の手元を覗き込んでみれば、なるほど、俎板の上で灰緑色をした触腕がうねうねと蠢いとる。生きた蛸の足を見ることやらなんやらへんかったわいは鉄板から吹き付ける香ばしい匂いに負け、一船注文したちうわけや。
 こらわしが食うさかいと取り置きの蛸焼きやのうて、店主は目の前で蝕腕を刻み始めたちうわけや。手馴れた手つきで粉を溶いた素を鉄板に流し込み、天カスやキャベツ、紅生姜と共に大振りに刻んや蛸を放り込んでゆく。たちまちのうちに、わいの手元には船に盛られはった六つの蛸焼きがあったちうわけや。早速の出来立てを口に押し込む。噛みしだいた感触はカリッとして、すぐにとろりと溶けたちうわけや。蛸の食感がむちむちとして心地よい歯ごたえを感じさせるちうわけや。
 こないに美味い蛸焼きを食べたんは生まれて初めてやった。出来立て獲り立てを名乗るんは伊達やないんやなと思て、店主を見やるちうわけや。薄闇に名状しがたい表情を浮かべとったが、ワイが思うにはわいの反応に満足してんやろ。わいは満腹感の気安さから店主に声を投げかけたちうわけや。「こらどこで獲れた蛸なんやろかこれがホンマに」
 生け簀で飼育してん、良かったら見るかいちうわけや。
 店の裏には大きな水槽が置かれとった。容器一杯に蛸がのたうっとる。
 否。厳密にそら蛸とちゃうかった。ほんで水槽の中身は蛸状のモノだけとちゃうかった。
 ああ、珍しいかい? 
 こら蛸蟲とぬかして、マサチューセッツ州のインスマス沖合いの岩礁に棲息する蝕腕類や。極めて蛸に近い、いや、蛸よりも美味いちうわけや。ただ唯一の問題は死んや途端に急速に腐敗が始まること。それを防ぐんは生きたまんま調理するっちうことや。この街はどエライええ。
 わいはもはやなあんも耳に入らへんし、嘔吐が止まらへんかった。食べたみなを吐き戻す。
 蛸蟲は屍体に寄生するんや。ほら。
 水槽の中には溢れんばっかりに烏や鳩、犬、ほんで猫の屍体に埋め尽くされとった。その地獄めいた陸地の上を蛸蟲と呼ばれた蝕腕類の灰緑が這いずり回るちうわけや。糞尿や血液、濡れた墓場の土の如き匂いが鼻腔を容赦なく襲うわ。見慣れた赤い首輪……。
 わいは意識を失ったちうわけや。

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2006.08.26

クトゥルフ祭り

ぽちぽちと物書き交流同盟に提出された「怪談」小説の感想を書いてる甲斐です。
夏休みの感想文宿題の消化みたいになってます。あと6本か。先は長そうナリ。。。
読んでいて「怪談」といっても色んなバリエーションあるんだな(甲斐のは浮いてるな……orz)と感じるところはあるので、何もかも収穫といったところです。吸収吸収。

気を取り直して、最近はもう同盟のチャットに入り浸り自堕落生活を送ってますが、参加されてる皆さんてラヴクラフト、ひいてはクトゥルー神話を存じない方々ばかりで正直凹んでました。同志はおらへんのーっって。
なので、積極的にチャットでクトゥルフの認識度を高めるべく日々洗脳活動。
まず、管理人さんが興味を示してくださりました。トドメとばかりに甲斐特製私家版「クトゥルー神話事典」を送りつけたりして、布教はばっちり。
とうとう、同盟においてクトゥルフ祭り……ではなくて「神話祭り」なるものの開催が決定したですよ。
これはもう書くしか。書かねば、書かんとす。
ああ、でも好きすぎて何がなにやらどこから題材を持ってくればよいか分からなさすぎ。
それでも書きますよ。書くともさ。
(同時進行で「悪の秘密結社」祭りもあるんだけど忘却のかなたに放り投げます)

嬉しい誤算というか、同盟内で内輪受けの挨拶だった「ハイヨル☆コントン」を皆さんが用い始め、もう見るたびに鼻血。日々クトゥルフは同盟を侵食していってるみたいです(この場合はナイアルラトホテップ様?)

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2006.08.25

冥王星からユゴスへ

06/08/25

こんにちは、クトゥルフオンラインサービスチームです。

プラハで開催された、国際天文学連合(IAU)総会における「惑星の新しい定義案」により、冥王星が太陽系惑星の地位から外れましたが、
ラヴクラフトサークルにおいて、ユゴスの存在は欠かせない要素となっており、
協議した結果、サービスチームといたしましても、これを排除するには至らないという結論に達しました。
これにより、『ユゴス』フィールドでの活動および、選択種族『ミ=ゴ』は引き続きお楽しみいただけます。

今後とも『クトゥルフオンライン』をよろしくお願いいたします。


太陽系の惑星の定義確定

ラヴクラフトの『闇に囁くもの』を最初に読んだとき、こんな小説が存在するなんて! とすぐに虜になりました。
当時の世相からすれば、「冥王星」を小説の中に取り入れるなんて、ラヴクラフトが随分と最新知識に興味津々であったことが窺えます。

今回の国際天文学会には半分ぐらいミ=ゴが混じっているとの噂もありましたが、結局押し切られちゃったなぁ。
なにせ 学会の舞台が魔術都市プラハですから。
きっと魔術的な象徴も完璧で、きちんと星辰の位置も考えて決定したに違いない……(;つД`)

決議案において、
冥王星に代表される天体を「プルートニアン(冥王星族)天体」と呼ぶ案もあったけど否決……クトーニアンぽくてわくわくしてたのに残念やわー

前向きに前向きに。
これからは惑星の地位を失ったことにより、「地球の神の名前縛り」から解放されるので「ユゴス」と呼んであげませう。


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2006.08.17

霊感の有無を判別する方法

お盆なので祖父の墓参に行ってきました。
血の繋がりがあるとはいえ顔も知らないようなご先祖様の墓参りとは異なり、慣れ親しんだ祖父の墓なので気合い全開。京都の仁和寺近くの風光明媚な墓所で安らかに眠るにはいいのかな。(-∧-;) ナムナム
神仏ではないので、お墓に対して願い事をしてはいけないと母上に言われたのですが、これくらいはと思って話しかけたのが、「元気ならたまに夢の中にでも顔を出してください」って台詞。

「魔界潜入」や、「あなたの知らない世界」、江原啓之の「天国からの手紙」などのテレビ番組は気が付くと観ているものの、甲斐自身は心霊現象というものを実際に体感したことがないので、いまいち本当に存在するのか分かりません。だからテレビで「今、少女の霊が草を揺らしました」とか「あなたの首元に抱きついているよ」なんていう霊能者の台詞を聞いてもピンと来ない。だって視えないんだもん。

甲斐は幼少を大阪夏の陣の古戦場跡で過ごし、その土地は不可解な事故の続発する場所でした。大人たちも「この土地は何かある」と気味悪がっていたのを思い出すし、甲斐自身も火の玉だか霊魂だか得体の知れない発光体が飛んでいるのを目にしたことがあります。その他にも夜中に自分の部屋で飼っているはずのない猫を目撃したり、空間の歪みのようなものを見たことがあります。実際は目の錯覚かもしれないし、リアルすぎる夢を現実と混同しているだけかもしれないのだけれど。でも幽霊はみたことない。

ここで冒頭に戻り祖父に語りかけたのは、「近しい人の霊なら会ってみたい」という動機からで、本心としては、いるならいる、いないならいないで得心できる。怪物やUFOや幽霊や邪神や魔術といった存在も題材としては面白いと思うし、存在するなら夢があるなとは思っても、趣味と現実を混同したりはしない。

霊感は20歳までに視えないと能力が備わらないって聞くけどホントかな。
まぁそんな霊感のない甲斐でもお手軽に霊感が備わっているか判別する(ことが出来るかもしれない)方法を紹介してみる。

おどろ~陽子と田ノ中の百鬼行事件簿~」より

「まず頭の中で、自分の部屋にいるイメージを思い浮かべるんだって。そのとき家には、ほかに誰もいないのね。で、そこから順番に家の中の全部の部屋をのぞいてまわっていって……」
「もし、その途中で、どこかの部屋に自分以外の誰かがいるのが見えたら、その人は霊感が強くて、見える時には見えちゃうんだってさ」


試そうと思ったけど、止めときましたv だって実行して、家の中で何かが見えるようなことになってしまったら洒落にならないので。
もし試すなら他所の人の家で試します。自分の家に何か霊がいるなんて状況はノォサンキュウ。

だからお祖父ちゃん、近況報告なら自力でお願いします(なるべく怖くない方向で……)

おどろ 1―陽子と田ノ中の百鬼行事件簿 (1)
おどろ 1―陽子と田ノ中の百鬼行事件簿 (1)木々津 克久


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2006.08.07

ココログ小説掲載数が400件

このたび、《ココログで読める小説群》の小説リンクがめでたくも400件を突破しました<(_ _)>

2006年8月7日現在 ▽サイト数:48件 ▽小説件数:401件
前回の300件記事から11ヶ月での到達です(マターリ蒐集なので)。 新たに100件増えるまでの間、閉鎖してしまったサイトも多くあり、実際のところ、随分とサイトさんの顔ぶれが変わってしまったなという感があって、血の入れ替えは必然なのかもしれませんが、寂しい気もします。

小説蒐集の指針について。
RSSを導入しているので、リンクさせて頂いているサイトさんは小説の更新を知り次第追加していくのですが、新規のサイトさんについては完全に甲斐の取捨選択によっているところがあります。例えば、どれだけ人気がある(アクセス数の多い)小説サイトであっても、過剰な性愛表現を主としたサイトさんは除外しています。恋愛小説の表現の上で性愛表現は必然であることは理解していますが、程というものがあると思うので……。それも小説だろ、と言ってしまえばそれまでなんだけども、ココログ小説群は飽くまで甲斐の趣味的な小説INDEXのつもりですので、そのあたり、ご容赦願いたいと思います。
……グロテスクな意味合いでの18禁的小説があるとして、それを紹介しているとするならそれは、完全に甲斐の趣味です(笑)むしろ読んでみたいです(な、なんだってー)。
あと、ココログから飛ぶリンク先に小説を公開されている方も涙を飲んで諦めています。飽くまでココログ内でコメントやトラックバック等が完結出来る状態であるのが望ましいと考えているからで、一応ココログ小説と銘打っていますし。

紹介する小説数が400件に達することが出来たのは、ひとえに小説リンクに対して快諾してくださったココログ作家の皆さんがいてこそだし、また皆さんの創作に傾ける情熱が結晶化した賜物であります。
自分でも小説を書き、また蒐集している身としてひたすら頭が下がる思いです。ありがとう。
……
…………
400件目は華麗に自分の小説で決めようと思ってたのだけど駄目だったの巻。・゚・(ノд`)・゚・。
この流れって前にも見たような^_^;
私事ですが、今書き進めている小説は推敲の段階に入っています。そこそこの量なので所々で区切り連載小説の形式で公開したいと思います。適宜更新で小説を連載されてる方ってホント凄い。


《ミナソコノ住人》では随時、リンクを張っていただけるココログ小説サイトを募集しています。
今までサイトリンクを張らせてくださってる方々はもちろんのこと、自薦、他薦を問わずにコメントやトラバしていただければ、すぐさま登録作業に勤しみたいと思います。一次、二次創作は問いません。
なお、日々の更新履歴はミナソコノ住人BBSに記載してありますので、ご参照ください。

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2006.08.04

路地裏のウルタールの猫

ウルタール(Ulthar):稀代の怪奇小説家、ラヴクラフトの小説「ウルタールの猫」に登場する村の名前。同村では法律により、何人も猫を殺してはならない、猫の聖地。

甲斐は猫派なのですが、父上が猫嫌い(子供の頃、熊のような猫に襲われたらしい……)なので猫を身近に感じることが出来ず、突発的に発作的に衝動的に猫分(糖分などとおんなじ)が足りなくなって
「猫~猫~猫~」とばたばたしてます(はた迷惑すぎ)。
で、家が駄目なら必然的に外へと目が向くわけですが、甲斐にはそんな時の聖地が幾つかあり、例えば大阪教育大学キャンパスの図書館前中庭とか、生駒にある石切神社(占いの横丁があったり、東の巣鴨、西の石切と呼ばれるほどのご老人の聖地)境内とか……。そんな中の一つに先日も猫分の補給に行って参りました。写真とともに紹介。
二週間に一度通院している病院のそばにある文化住宅の路地がそうで、六匹ほど、飼い猫に混じり野良猫も含めたむろしてます。
病院が込むので普段なら朝早く受付に行き、順番を確保してから、近くのパン屋さんで朝食を取りつつ順番までの時間を潰すのですが、その日は血液検査があり、絶食しなくちゃ駄目で、かと言って待合室にずっといるのも厭なので、さっそく、猫の聖地へ。
Dvc00022猫小屋(?)の影に隠れてるこの子はシャイで、近づくとその分だけ距離を置いてこちらを観察してきます。こちらも負けずに睨み合い。何度も通って、文化住宅の方々とすっかり顔見知りになっているので、「その子はアカンよ」と教えてもらい観察を諦める(根負けともいう)
「猫は気まぐれで、犬の方が人間に忠実だ」というのはよく聞く意見だけど、そんなことは全然なく、自ずから興味津々に『触って触って』とひたいをこすり付けてくる猫だっている(単に痒いの?)。なんて可愛さ。なんて甘えっぷり(〃▽〃)
Dvc00016
Dvc00013
もちろんボス猫もいてて、名前が『ゴッド』とすでに強そう。人懐っこい猫だったんですが、聞くところによると「自分のテリトリーに雌猫が侵入すると半殺しにするよ」とのことで見かけじゃ分からないなぁと思う。赤い首輪はボス格のお約束?
結局、この日は診察前の時間と診察が終わってからの時間を合わせて、一時間は猫たちと戯れてました。ケータイで写真も一杯撮って(ケータイメモリの八割は猫の写真)それなりに満足。次に行ったら、猫たちの名前を教わってしっかりと覚えてこようっと。


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2006.07.15

ユゴスの衛星

冥王星の新衛星の名前は、「ニクス」と「ヒドラ」
冥王星とはご存知、太陽から9番目に遠い惑星で、かつて大昔に存在した禁断の文書の中に、「ユゴス(Yuggoth)」という名前で秘教的にほのめかされているもの。
昨年に衛星が2つ見つかり、その名前が決まったのが先日。
新たに付けられたのが、上述の通り、「ニクス(Nix)」と「ヒドラ(Hydra)
冥王星にはすでに衛星が1つ存在していて「カロン(Charon)」といい、冥王星の英語名「プルートー(Pluto:冥界を統べる神の名)」にちなんで、ギリシャ神話で、冥界の川の渡し守であるカロンの母親にあたる夜の神であるニュクス(のエジプトのニュクスにあたる「ニクス」)。冥界を守る怪物としてヒドラと、冥界にちなんだ名前付けがされています。

最初、ニュクス(Nyx)と付けようとしたらすでに小惑星に使用されていて(Nix)にしたと聞き、そこで妥協するくらいなら、思い切ってどうせなら、「ヒュドラ(Hydra)」と「ダゴン(Dagon)」にするくらいの遊び心が欲しかったなぁって。
「母なるヒュドラ」と「父なるダゴン」は対で、クトゥルー神話の中に登場し、
ダゴンは古代ペリシテ人に半人半魚の神として崇められ、ヒュドラも「父なるダゴン」とともに「深き者ども」たちに「母なるヒュドラ」として崇められる神であり、共にクトゥルーに従う神性……と、ほぼ脊髄反射的な思考回路すぎ……。
冥王星はクトゥルーファンには馴染みが深くて、ユゴス(まれに「ユッグゴトフ」)という名前で親しんでます。名立たる邪神の1つ、ラーン=テゴスの出身地とされ、また外宇宙から到来した菌性生物ミ=ゴの前哨基地があるところでもあり、冥王星の衛星にクトゥルー神話に関する名前を求めるのはそんなに無理難題なことじゃない!……と思うのは贔屓の引き倒しなのかなぁ。

なんとなく、天体観測をする人たちが新しい星を追い求める魅力が分かったような気がしました。自分が星の名付け親になれるのって良い! 「あの星は「ユゴス」と言ってエッヘン」みたいな感じで。

そういえば、冥王星軌道付近には「エッジワース・カイパーベルト天体」と呼ばれる無数の小天体が存在していて、冥王星よりも大きい天体が発見されたと聞くし、冥王星はいま、「太陽系9番惑星」としての地位が揺らいでいるとかいないとか。
ミ=ゴの中の人も大変だなぁ……。

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