2006.08.13

棲み潜む恐怖

Descent_ver2
[Descent]ディセント
気分だけでも涼みに呪怨2以来、久しぶりにホラー映画を観てきました。ラインシネマに行くのって何年ぶりだろう。レイトショー専門の甲斐にとって、通常料金で映画を観るのはかなり違和感があるのですが、だって近くのワーナーマイカルじゃ上映しないんだもんなぁ。がっくし。

Story
年に一度の冒険旅行に出かける6人の女友達。その中の一人、事故で家族を失ったサラを励ますために企画され向かった先はアパラチア山脈奥地の洞窟だった。が、突然の落盤で出口が塞がれ閉塞した空間に閉じ込められてしまう6人。圧迫する暗闇の中、出口が分からない。それもそのはず、その洞窟は本当は旅行の企画者、ジュノが功名心に駆り立てられて皆を騙して連れてきた名も無き洞窟なのだった。出口を探してさ迷うも、次第に言い争いが募り仲間割れが起きる。そんな中、謎の壁画、そして先行者が残したと思われる矢印を発見する。一縷の望みを得た彼女たちは先を急ぐが、予期せぬおぞましき恐怖が待ち構えていた……。

……
ネタバレするので、これから先は自己責任で。
……
……
絶叫アトラクション・ムービーの呼び声は伊達じゃなかった。
冒頭のシーンでいきなりスプラッタ。もう観るからに「駄目やな」と思う対向車。鉄パイプが刺さる刺さる。この辺りから結末へと続く伏線になってます。
最初、ジュノのロッジに6人の登場人物が集まる場面で「ちゃんと顔の見分けが出来るかなぁ」とちょっと不安になりながら注視。えっと主人公がサラで、訳ありの黒髪がジュノ、一番若そうなのがサムで、ショートヘアがホリー、サラと仲良しがベスでサムと仲良しがレベッカと……結構追うの大変でした。
地下3000メートルは言いすぎと思いながらも、彼女らが、洞窟の底から天井を見上げ「ビュリホー」と言うのを聞いて、思わず「足元足元」とツッコム。先日観たNHKのプラネットアースの洞窟特集で「地面は蝙蝠の糞の山で、それを食料に無数のゴキブリが集まってくる」光景を観た後だったので。甲斐は洞窟の暗さに耐えられてもゴキブリの大群には耐えられそうにありません。
蝙蝠の大群に襲われるシーンなんかは洞窟やしなと観てたのですが、はしゃぎ気味のホリーが暴走してヒャホーと洞窟内を駆けていって落下する場面はグッときました。単なる骨折ならまだしも、開放骨折(皮膚から骨が露出)は見るからに痛そうで、露出した骨をこのままじゃ添え木出来ないからと医学生のサムがえいやっと引き戻すシーンがもう駄目。ああいう骨折だけはしたくない。
前半は、落盤し閉じ込められた6人が感じる闇の圧迫感や閉鎖感、丁寧に窒息感が描かれ、映画館の暗さもあいまって何だか息苦しさを感じたものだけど、途中、発火灯に照らされ洞窟に浮かび上がる壁画を発見した辺りから雰囲気がころっと変わる。
ライターの炎で微かに感じる気配。気付けば何かに囲まれている6人。
というわけでこの映画のサプライズが地底人。地底人といえば、ハネス・ボクの描いた「食事する食屍鬼」が浮かぶのだけど、この映画に登場する地底人はアルビノでかなり気持ち悪い。ビジュアルで言えば、指輪物語のゴラムっぽい感じ。元人間ぽい。長年棲み潜む生活で目が退化しその代わり聴覚が発達している。その設定は分かるんだけど、動かない人間には気付けないっていうのはどうか。地底人は洞窟の外に出て鹿などの狩りをしていたような描写があるのだが、それならもうちょっと目鼻が利きそう。
さて、まっとうなホラー映画ぶりを表すようにゴア度数(食人度)はかなり高め。内臓系のグロテスクさは無いものの出血が大量。地底人の餌場があって、すぐ傍に犠牲になった獲物が流したと思われる血液溜まり(溜まり過ぎ)があって、主人公は血の池に潜行して地底人をやり過ごしたりする。もう主人公真っ赤っかです。
主人公が女性で、ホラーときたら、ただ成す術もなく餌食にされてしまう印象があるけど、この映画に限っては女性は強い強い。例えるならそう、アマゾネス。ピッケルを振るい、ナイフをかざし、時には動物の骨で殴りつけ、地底人の眼窩に指を突っ込んで目潰し! もう極限状態におかれて何かに覚醒したとしか思えない(約2名)。「ごめんね」と謝りながら、サラが餌場に放り込まれたホリーの死体から包帯と添え木のピッケルを松明用にと取り上げる場面は何としても生き抜いてやるという心構えが伝わってきてなんだかしみじみ。
とはいえ、
棲家に侵入されて虐殺される地底人カワイソス……。
スプラッターシーンにばかり目が行くけど心の業も、一種のテーマ。
地底人との交戦中に誤ってベスをピッケルで刺してしまい、発覚を恐れその場を見捨てるジュノ。洞窟発見という功名にはやったジュノを自業自得と振り切り独自に行動するサムとレベッカ。死の間際にジュノのことをサラに打ち明けるベス。そもそもサラの家族を亡くした原因、トラウマを作った原因を知り吹っ切れるサラ。 ホリーは……なむ。

エンディングについて。色々物議を醸しているし、アメリカ公開版ではエンド場面が異なると聞きましたが、サラの脱出は夢だった、そう思います。その方がホラー映画っぽいし。事故で亡くなった娘とのバースデーケーキは一線を踏み越えてしまった証拠なのかな。
それにしても、幽霊(幻視)物、愛憎劇、スプラッター物、モンスター物と中々種類に富んだ映画で、心理的描写、即物的描写分け隔てなくB級心が満足した夜でした。

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2006.07.25

さよならジャック船長

怪奇映画友達(どんな友達やねん)である姐さんからの、「このメールに気付かなかった場合は、キャンセル……」というメールに気付いて出かけることに。
久しぶりのお出かけ。久しぶりの映画。
甲斐はメランコリアなので、映画好きのくせに余程の興味をそそらないと映画館に足を運べず、気付いたら上映期間が終わっていたっていうのは間々あることなんだけど、今回は初回のレイトショー。

パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト

前作を観にいった時には、指輪物語でのオーランド・ブルームを知った後で「金髪じゃなーい、髭も生えてるー」と非難していて、今回も「もうちょっと年取った方が良い俳優になる」と先物買い的な発言の姐さん。
甲斐はジョニー・デップがそもそもの目当て、というか「チャーリーとチョコレート工場」での蒼白い色気を観た後ではジョニー・デップの髭もちょっと気になります。

今回、敵役にあたる、[深海の悪霊]と恐れられている[ディヴィ・ジョーンズ]と、さまよう幽霊船[フライング・ダッチマン]号の乗組員は全て海洋生物が擬人化した姿で描かれていて、しかもジョーンズ船長はどうみても髭が触腕で、というか蛸で(腕はカニ)、さらに忠実なる僕が深海の魔物[クラーケン]と個人的に出来すぎ。
甲斐は観ている間、脳内で、
それなんてダゴン?
深き者どもキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
どうみてもクトゥルーです。ありがとうございました)という風に名状しがたき乙、と出来栄えを楽しんでました。
観ていて思ったのは、ジャック船長の見せ場がラストシーン位だったなとか、超一流の剣の使い手と言われるウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)より(ランタンを打ち砕いてオイルをサーベルにまぶして炎を纏わせて振り回す場面は文句無し)も、弟子にあたるエリザベス・スワン(キーラ・ナイトレイ)の方がサーベル捌きが艶やかだったな(二刀流でディヴィ・ジョーンズの手下を串刺し!)ーとか。

伏線色々。
ジャック船長の帽子とか、不死身の猿とか。ジャック船長とウィル、エリザベスの今後の関係とか。そういえば、海賊だったウィルのお父さんとか。ラストに出てきたパート3に続く最重要人物の再登場とか。

ディズニー映画ということで、デザインや、俳優さんの動きがコミカルになるのは仕方ないことなのかもしれないんだけど、麗しのジョニー・デップ扮するジャック・スパロウが格好いいのに、どこか三枚目に見えてしまい……いや面白いですよ(人食い村での酋長振りや脱出行辺りでは映画館に笑いが溢れてた)

ラストについて。
姐さんの、「2時間延ばしてもいいから最後まで観たかった!!!!」
この意見に納得。でも4時間超は辛いかも(トイレが)
そもそも映画の宣伝惹句が、
日本の夏をジャックする さらば、ジャック・スパロウ--」とネタバレしてるわけで。
最高の終わり方といってしまえばそうなんだけど、週刊少年漫画じゃないんだから。あの引っ張り方は気になり過ぎる。パート3が来年、2007年5月に公開とのことでこれはもう観るしか!

映画楽しめた? との姐さんの問いに「とても個人的に趣味にピンポイントで良かった」と返したら、
「ああ、ヴードゥーの娘さん?」(ち、違っ
どうみても趣味を勘違いされてるようで、「クトゥルー神話ぽくて」と言い張ったら、
「ふーん、わたし普通人だから」とあっさり斬られたの巻。
……クトゥルー神話ってそんなにマニアックなのかなぁ。

これから観る人へ。
映画はあわてず最後のエンドクレジットまでじっくり観ませう。あるエピソードの結末がワンカット観られます。
というか、どうして最後まで観ずに帰っちゃう人たちいるんだろう。不思議。

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2005.03.06

愛しきは、追憶の彼方

洋画を観るとき、甲斐は圧倒的な字幕派なんだけど、テレビで流れる海外ドラマは吹き替え派。
DVDになってBOX衝動買いした「アリー・my Love」でも、アリーの声は若村麻由美さんだし。ビリーの声は宮本充さん(そういえば「アルフ」の所ジョージさんもインパクトあったです)。
そうじゃないと何だかしっくりこない。
俳優さんの顔を見ると、声優さんの声が自動的に耳の奥に蘇るというか。

皆さんテレビCMでご覧になったかと思いますが、10年前に放映してから甲斐の魂を鷲掴みにしていまだに離してくれない「X ファイル」があの、オマケ付き菓子のオマケと菓子のどっちがメインだ!? 的な豪華付録付き雑誌の出版社デアゴスティーニから「隔週刊XファイルDVDコレクション」として発売されました。
第1シーズンから最終章の第9シーズンまでの全202話を毎号4話ずつ収録。
各話のエピソードガイドに作品テーマになった超常現象についてのマニアックな解説「ドキュメント超常現象」、収録に関する実在施設や事件の紹介、はたまたローン・ガンマン発行の新聞(マニアだ……でも期待)!? などを紹介する「Xファイルレポート」様々な超常現象についてのトピックファイル、全49冊。定期購読値段では86710円
……この値段にはさすがにヒキましたが、DVDBOXで購入するよりは格安なのかなぁ。でも定期購読するのは財布が痛すぎるので創刊号だけ購入。

Spooky(変人:直訳は気味の悪いorz)モルダーと超常現象懐疑主義のスカリーとの出会い「序章~Pilot~」を皮切りに、
モルダーに「首を突っ込むな」と忠告に現れる謎の男が登場する「ディープ・スロート~Deep Throat~」、
30年に一度、冬眠から目覚めて5人の人間の肝臓を喰らうミュータントが起こした完全な密室事件「スクィーズ~Squeeze~」、
モルダーがXファイルにこだわる理由、妹のサマンサにまつわる誘拐事件の全容が明らかになる「導管~Conduit~」の4話。
1stシーズンは脚本が手探り状態だったと聞くけど、この頃から全シーズンの根底に共通する「UFOと政府の陰謀説」がもうアクセル全開で、収録4話のうち3作品までがそう。
未確認生物(UMA)や心霊現象や突然変異体のほうにこそ萌え(萌えは主観だよ)を感じる甲斐としては、ちょっとショボン。とりあえずユジーン(肝臓喰いの突然変異体)には萌えたv(何度でも言うけど「萌え」は主観だからー;;)

で本題。
わくわくしながらDVDを観たらしっくりしないんです。なんか声が……テレビ版と違う。
モルダーなのに、やたらと格好よくて芝居がかってるし、スカリーの声がやたらと色っぽい。
ちょっとググる……。
……モルダーが風間杜夫さんじゃなくて、小杉十郎太さんだってぇー?!
……スカリーが戸田恵子さんじゃなくて、 相沢恵子さん??
モルダーは訥々としてもっさりで飄々としてぶつぶつ声の風間モルダーでないと。モルダーはこんな色男ジャナイヨ
スカリーはシャキッとした張りのある凛としてちょっとオバサンっぽい(失礼な)戸田スカリーでないと。

友人は「小杉モルダーのがいいやん」って言ってたけれど、イヤン。「アリー・my Love」で小杉さんが充てた守銭奴リチャードははまり役だったけどさ。
ぅぅぅ、慣れるまで時間かかりそうです(字幕観れ! てのは無しの方向で)。
刷り込みってのはやっぱりあるんだと思った甲斐でした(T^T)

追憶の彼方、懐かしい風間モルダーと戸田スカリーに哀悼と敬愛を。

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2005.02.19

ルームミラーを覗けない

呪怨」「呪怨2」と2本とも劇場で観てからというもの、すっかり伽耶子さんと俊雄君の虜囚となっている甲斐ですが、
降りしきる雨模様の中、オリジナルの清水崇監督自ら、ハリウッド版へとリメイクを手がけた「THE JUON(原題:THE GRUDE)」を観てきました。
公式ブログ「呪いのブログ」もあって、そこではTVで放映されている15秒のCFに対し、「あまりにも刺激的過ぎて子供に悪影響があるから中止して欲しい」なんて論戦が繰り広げられていますが、この記事では、純粋に映画の話を。
……というか、伽耶子さん&俊雄君ラブなんですが(笑)

ネタバレがあるかもしれません。不快と感じる方は、この先注意してください

続きを読む "ルームミラーを覗けない"

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2004.12.06

最終ゴジラの楽しみ方。

12月4日から、いよいよ完結と相成ったゴジラの最終作『ゴジラ FINAL WARS』が上映開始しました。
特撮好きとしてはどーしても、どーしても見逃せないので、早速突撃ーッ。

↓以下、私的考察と見所(注:ネタバレがあったりなかったり↓

今回の売りは総決算ということで、過去に登場しゴジラと死闘を繰り広げた怪獣たちのオンパレードなのですが、
注意して観ていると気付くことが。
平成ゴジラ以降のライバルたちが登場していません。。。ショボン
その内訳と、愛を込めて簡単な説明(情報詳細は東宝サイトに基づいています)。
ゴジラvsビオランテゴジラvsモスラゴジラvsスペースゴジラ
ゴジラvsデストロイアゴジラ2000~ミレニアム~ゴジラ×メガギラス~G消滅作戦~〈通常版〉

植物怪獣ビオランテ →G細胞とバラの融合体。思えば最初にゴジラと出合った作品でした。 バトラ →凶悪タイプのモスラ。地球の守護獣だそうな。モスラ頂上決戦。でもモスラはやっぱりモスラだった。。。 スペースゴジラ →宇宙空間に飛び出したG細胞がブラックホールに吸い込まれて進化。かなり凶悪 デストロイア →一作目でゴジラを海底へと葬ったオキシジェンデストロイヤーが、太古の生物を呼び覚まし進化させたもの。五段変形にかなり燃えた記憶がv オルガ →G細胞を取り込んで更なる強さを求めたエイリアンの末路。というか巨大タコ足宇宙人に感涙。 メガギラス →異次元からの襲来。メガヌロンから三段変身を逐げる昆虫型(トンボ?)怪獣。どうも甲斐は変身に弱いみたいです。ハァハァ

大抵の怪獣がG細胞に何らかの影響を受けてますね。
今作ではある物質がキーワードになっていて、その物質がゴジラの体内には存在しないとかで、影響を受けた怪獣はそれゆえに登場しなかったのかな、なんて脳内妄想。
というか、ミレニアムゴジラ以降は監督さんが毎回変わるパラレルワールドだったっけ。

それゆーたら、
キングコングなんで出てへんのん? とかレムリア大陸の守護神メガロは? とかジェットジャガー発進させろとかモゲラはガバラはバラゴンはーッてなっちゃうので、真相は闇の中に仕舞っておきます。フフリ

今回のメインバトルは、外宇宙より飛来した隕石の中から姿を現したモンスターX。
骸骨のような外皮を身によろい、格闘技を繰り出してはゴジラを翻弄するのだけど、どうも物足りない。
怪獣総当りで、もしかしたらメインの怪獣なんて出ないのかも、と意気消沈していたら、まさかまさか
モンスターXが苦悶したかと思うと、その身に変貌の兆しが。
外皮が膨れ上がり鈍色の光を放つ、もたげる三つ首。宇宙最凶の千年竜王キター。甲斐昇天^^
その死合いに決着をつけたのが、まさかポワワンとした輪っか光線を吐き出すミ(うわなにをするやめろ


さて、今回の甲斐的見所をチェック。
前回は“機龍隊・隊長”として渋い声にメロリとさせてくれた高杉亘さん。
上海でアンギラスを迎え撃つ、火龍の艦長として再登場。今回はラテン系ノリのドレッドヘアが素敵。華々しく艦とともに轟沈されました。合掌

TVタックルでおなじみの面々が宇宙人の実在について熱く語ってます。
非科学否定論者の松尾貴史がとうとう肯定派に宗旨変えか!? ……というか、目の前に宇宙人いたら論争しようがないよね、大槻教授?

今回の作品のヒーロー。
松岡昌宏ではなく、それは轟天号艦長にして、剣の使い手。我らがゴードン大佐(ドン・フライ、声:玄田哲章)!
彼を中心に濃厚なヒューマンドラマが展開したりしなかったり。

そしてなんといっても極私的、一番の見所とは!?
地球に飛来したX星人を受け入れようとする国連事務総長(宝田明)に、襲い掛かる謎の神父(佐野史郎)。
取り押さえられつつも発した台詞がコレ↓

「X星人……やつらを何とかしないと古きものどもがーッッ」

古きものどもキター!!!!
万歳! 佐野史郎最高! 
この台詞で甲斐は全身に鳥肌が立って、胸が甘苦しくキュンとなりましたw
そうか。ゴジラも幾多あるクトゥルー神話群の一部であったのか。

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2004.03.30

エンドロールスケッチブック

 皆さんは映画を鑑賞後、最後まで席を立たずに座っていますか? それとも本編終了後さっさと席を立ってしまいますか?
 とりあえずは最近観た映画の感想を(以下ネタバレ含む)。
ラストサムライ
 侍魂(某サイトにあらず)を語る前に、ネイサンと勝元って二人して併走しながらガトリング砲の正射受けてたのに、
 結局生き残ったのはネイサン(トム・クルーズ)だけなのは結局ハリウッド仕様なのかと思ってみたり。
 大村(悪役)が傍にいた時、ネイサンが斬り捨てたら良かったのに、と友人に話したら、
 「そしたら大村がラストサムライになっちゃうやん」と。そうなのか……?
 個人的にはエンドロールに「battle corps」とあったのが目を引いたです。あれってCGだとばかり。人件費もバカにならんですね。
イノセンス
 士郎正宗のネームバリューで観にいったのに、押井守氏の薀蓄ばかり先行しててつまらなかった。フチコマ何処行ったーー
ゴシカ
 面白そうなホラーだと期待していったのに、幽霊に口を借りたミステリだったとは……ショック。ペネロペ・クルスのあどけない純真さが唯一の救いでした。
ロードオブザリング3章
 レゴラスの活躍ぶりが素適過ぎ。配給側も人気を意識したのかな。ともあれオーランド・ブルームは金髪がよく似合います。
 ……と駆け足で感想をば。で本題。
 いつもレイトショーを利用していますが、大抵の場合、お客さんは配給会社のロゴが出て場内が明るくなるまでに映画館を出て行ってしまうようです。時間的に早く帰途につきたい、そうなのかもしれません。
でも目の前で帰途の支度を始められたり、携帯チェックしたりは煩わしい限り。
 甲斐は最後まで観ていますが、たしかにせいぜいED歌が流れる程度で、すぐに黒バックでスタッフ名流すのなんか別に見なくても良い気も(ちなみにEDテーマを聞きながら映画のツッコミどころを友人と探り合ったりしてます)。
 ハリウッド映画は、EDに関してはまったくエンターテインメントを無視していると言うべきでしょうか。
 指輪最終章はその点、スタッフロールと共に最後の最後まで、設定作画集を流していて(例えばオーランドの名前と共にレゴラスの作画が浮かび上がる仕組み!)飽きることなく座っていられました。
ジャッキー・チェンやジム・キャリーの作品ではNG集が付物で楽しんでいますが、他の映画もEDの構成にまで力を入れて作ると、最後まで席を立つ人が居ずに楽しめるのになぁ。

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2003.12.15

特撮ファンは泣いている

《ゴジラ×モスラ×メカゴジラ-東京SOS-》を観てきました。
ミレニアムゴジラ以来、
大河原孝夫⇒手塚昌明⇒金子修介⇒手塚昌明と監督が交代し、
かといってバトンリレーをするわけではなく、各々独自の世界観で描かれていったシリーズですが、
来年がゴジラ生誕50周年を迎える節目の年。期待を胸に弾ませながら、鑑賞。
引き続きということで、“機龍隊・隊長”として高杉亘さんが出ており、渋い声にメロリ(笑)

前作の続きとはいえ、話の世界観自体は、初代ゴジラと『Mothra』を継承。と凝ったつくり。
初代ゴジラの骨から採取したDNAを基に作られた機龍を持ち出すことにより、話としては一応の決着をみ、
またもやゴジラは海へと還っていったのだけれども、
エンディングロールの最後に流れる意味深な光景を見る限りでは……
来年、50周年を迎える新生ゴジラの誕生にますますの期待、といったところ。

それにしてもなにゆえ、東宝はハム太郎と抱き合わせで上映するのだろう。
明らかに客層が違う分、ハム太郎を観るのは苦痛。
別にハム太郎を非難するわけではなく、セットが問題。

それは逆にゴジラ上映時になると退屈で愚図りだすチビッコ達の姿を見ていても思う。
双方とも人気看板なら、別々に2時間上映してくれればいいのに。
監督さんがせっかく骨太な作品を仕上げても台無し気分。

ゴジハム君なんて言って喜んでるのは東宝幹部だけじゃないの??

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2003.12.14

殺人トマトの襲撃

pfruitさんの短編小説『白い哀しみ』を読んで思わず、
往年のZ級ホラー『アタック・オブ・ザ・キラートマト』を思い出してしまいました。
まさに知る人ぞ知る(知らない方が吉とも……)作品で、アメリカではカルト化して、
公式サイトまで存在します。
お話としては、

サラダとして食卓に並べられるのは種族に対する虐待行為であるとして、意志を持ったトマト達が人間たちに復讐しようとする。キラーとはされているが実質的被害は微小。せいぜいぶつかってくる事しか出来ない。
なんてお馬鹿な内容ですが、ゴロゴロと転がってくる巨大トマトから必死で逃げ惑う人たちを見ると恐怖を……
……覚えませんね。やっぱり;
4作まで制作され、2作目の『リターン・オブ~』では無名だったころのジョージ・クルーニー!も参加しています。

かのティム・バートンも大いに影響を受け『マーズ・アタック』を制作(オチがそっくり、というか同じ)。
そういえば作家の田中芳樹も、
例えば『創竜伝3巻一章』で終と余が暇つぶしに借りてきたVTRのタイトルとして、
『殺人カボチャの反撃(カウンターアタック・オブ・キラー・パンプキン)』なんて名が(笑)
オマージュ送るほど、皆さんお好きなのですね。

甲斐ミサキとしても、あらゆる意味で忘れられない映画の一本です。
冬の夜長、皆さんもビデオの前で是非とも後悔してみましょう。

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