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2006.09.25

グロテスクの注意書き

某所に投稿した小説が、「グロ表現に引っかかる」として、注意書きを記載されてしまいました。
映画やコミック、小説等において、グロテスクなものを好む傾向にはあると自覚はあるので、今回のことは、自分の作風を見つめるよいキッカケにはなりました。

うーん、甲斐が一番傾倒しているラヴクラフトはホラァ小説家ではあるけど、グロテスクを追求する作家ではないんだよなぁ。
誰の影響か、おそらく、竹河聖や、和田はつ子、朝松健や、菊池秀行あたりにあるのかな。あとは海外物のB級ホラァ映画(向こうのはスプラッタァが中心で、日本のような精神的ではなく即物的な恐怖が多い)。

今回、「悪の秘密結社」と聞いて、思い浮かぶ悪を書いてください、というお題だったので、
カルト的な個が集まることで、世間からみれば悪そのものの顕現になるという、筋書きでした。
グロテスクな部分は確かに含んでいることを否定しませんが、そればかりを取り上げられるのも、ちょっともにょる。というか、書き手が本来描こうとしているのは、ストーリー全体であって、グロテスクそのものを描こうとしているわけでは決してないので。
そもそも、普段書いてるのって日常小説で時折、向こう側にブレるんですよね。書く志向性が真逆へと。

これまでに書いてきた小説の中にはもしかしたら、グロテスクな描写を含んでいるかもしれない。
でも、それが本筋ではないので、これまで、前書きとして「この小説にはグロテスクな表現が含まれている」とは記しませんでした。その一言によって、読者の幅を狭めたくないからです。
なるべく、偏見無しに読んで欲しいし、小説そのものの内容はニュートラルな立ち位置で受け取って欲しいので。
グロテスクな場面はあったが、気にせずに読んだら物語は楽しめたと思って頂けるのが一番なのです。

……
というのは書き手の思い上がりかもしれません。今回、身に沁みました。 

世間にはグロテスクな描写が例え血の一滴であろうとも駄目な人は駄目だろうし、死体の描写が駄目な人もいるだろうし、逆に、精神的に追い詰められる狂気にグロテスクさを感じる人だっているでしょう。
でも、無理やり、グロさえ乗り越えればあとは面白いから読みなさいと押し付けることがあってはいけない。
そもそも書き手は主観なので、どこまで書いたらグロテスクになるのかという客観的な目を失いがちです。言うまでもなく、甲斐にもその判断はつきません。

とりあえず、次回に掲載する小説「月光の雫滴る」は、前文に注意書きを記載することにします。

それでは次の記事までハイヨル☆コントン。


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コメント

同盟にいると、わくわくで嬉しい。
この感情だけで参加したいと思っています。
負の感情は……苦しいんですorz
試行錯誤をして、意を汲み取って反映していただけた、それで十分ですよv

今度、何か思ったら、溜め込まず、メールしますからお気になさらず

投稿: 甲斐ミサキ(toゆうさん) | 2006.09.26 19:27

あの場を管理している立場の人間として配慮が足りなかったなぁ、と思った次第です。
勝手に謝らせておいてください(笑)

投稿: ゆう | 2006.09.26 15:31

気回し、サイトの改訂、
ホントにありがとう御座います。
「グロテスク表記」に良くない思いをしてるわけでも、ゆうさん批判でもないんですよーb
表記すること自体は了解の上でだったのだし。

ただ、結果、グロに引っ張りすぎられる感想が目について、うーんちょっとと思ったので、でもそれ自体、ずばりを日記に書くわけにはいかなかったので……(苦笑)
感想を貰う相手は人間なんだ、と思って欲しいだけなんですよね。褒めるばかりが感想ではないですが、全否定はちょっとさすがに、げふぁぁぁ

投稿: 甲斐ミサキ(toゆうさん) | 2006.09.26 14:05

表記にもう少し注意をむけたらよかったですね;
あまり良くない思いをさせてしまい、申し訳なかったです。

投稿: ゆう | 2006.09.26 00:35

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